top of page
スクリーンショット 2026-04-19 21.05.11.png
ドバイの運び屋 logo 長方形.001.png

日本から上海へ、ワンコインで送れるって知ってた?

  • Jin Kageyama
  • 5月7日
  • 読了時間: 3分

海運 × 貿易 × コスト


コンテナ船・海上運賃・情報格差のリアル

  

 

かつての栄光と、今の現実

1973〜1978年頃の日本では、神戸港は世界1位の貨物取扱量を誇る港でした。しかし現在は70位前後まで後退。その一方で、世界トップ10のうち実に7箇所を中国の港が占めるという時代になっている。

中国にコンテナが集まってくるのがコンテナ船の動きの本質。地理的優位性に加え、あまりの貨物量からガントリークレーンの完全自動化も当たり前になっている。

 

世界コンテナ港ランキング(百万TEU)

順位

港名

国・地域

取扱量(百万TEU)

1位

上海

中国

約51.5

2位

シンガポール

シンガポール

約41.1

3位

寧波・舟山

中国

約39.3

4位

深セン

中国

約33.4

5位

青島

中国

約30.9

6位

広州(南沙)

中国

約26.1

7位

釜山

韓国

約24.4

8位

天津

中国

約23.3

9位

ドバイ(ジェベル・アリ)

アラブ首長国連邦

約15.5

10位

ポートケラン

マレーシア

約14.6

 

※ ドバイ(ジェベル・アリ)は9位にランクイン

 

直行便 vs 経由便 — 知っておくべき違い

日本から海外港への直行便は年々減っています。「寄港」と「直行便」は別物

経由便の仕組み

•       東京発の船が上海に到着

•       一度コンテナを上海で降ろす

•       EU向けの船が後日上海に寄港したタイミングで載せ替え

 

直行便なら、同じ船で最終目的地まで一度も乗り換えなし。かつてはNYCへの直行便も東京から出ていましたが、今は経由便しか残っていない

「日本からの輸出物量が減っており、直行便を仕立てられるほどの荷量がなく採算が合わないためだ」

だから貨物が集まる中国・シンガポール・韓国の港に、まず中型船で運ぶ流れになっている。

 

ワンコインコンテナのカラクリ

東京・横浜・名古屋・神戸・大阪の主要港から出る20FTコンテナが1本500円。40FTでも1,000円。サーチャージやTHC(ターミナルハンドリングチャージ)もすべて含めてこの金額。

 

価格比較(20FT / 同条件)

最安値(実績)

¥500

20FT / サーチャージ・THC込み

一般的な相場

¥20,000〜30,000

20FT / +サーチャージ

 

なぜ500円で送れるのか?

•       中国の船会社は、出たコンテナを1日でも早く本国に戻したい

•       日本からの対中輸出は頻度も量も少ない

•       空コンテナでも自社負担で送り返すことが多い

•       コンテナが空でも実入りでも、運ぶコストは変わらない

•       空気を運ぶより1円でも稼いだ方が損失を抑えられる

 

ただし、海上輸送費が500円でも、中国の港に到着してからの現地港費用は別途かかり、そこで輸出者・輸入者のいずれかから回収しているカラクリがある 補足情報として、日本-上海間は、1日平均して10~15船が航行している 複数の船会社によって金額設定がされているがどれも3日で行き来できる距離だがその金額には大きな差がある。

 

情報格差が損失を生む

船会社が異なれば、同じ区間で20〜25倍もの価格差が出る。それがこの海運業界の現実。サービスの質に大きな差はなく、ただ得意・不得意な航路が各社にあるだけ。

コロナ禍では、ある船会社が1回のボーナスで60ヶ月分を支給したという有名な話もあり、それほど海運業は需給に左右される水商売な世界。

こんな人が損をしている

•       高くても送らざるを得ない人

•       貨物の量が少なくて交渉できない人

•       他に選択肢があることも調べる時間もない人

 

貿易は情報戦。知らないうちに損していることが多々あります。私も多くの失敗をしてきたからこそ、ここで発信を続けていく

 

このブログは、実際の物流手配経験をもとに書いています。最高のコンディションで貿易をやってほしい。そのために発信を続けていく



 
 
 

コメント


bottom of page